動体を検知した時にあなたが作成したプログラムを実行します。
設定画面の「プログラム実行」を開いて、あなたが作成したプログラムをあらかじめ設定しておくと、Msakoが動体を検知したときに、このプログラムが自動的に実行されます。
Msakoは、次のタイミングであなたのプログラムを実行します。
例えば、イベントが開始したときに start.vbs というVBスクリプトを実行させたい場合は、次のように設定します。
この場合「作業ディレクトリ」にあらかじめ start.vbs を設置して置く必要があります。
ここで設定したプログラムは、Msakoとは別のプロセスとして非同期に実行されます。つまり、Msakoは設定されたプログラムを起動した後そのプログラムの終了を待ちません。しかし、Msako本体の動作を妨げないために、プログラム作成にあたっては、プログラムが起動されたらできるだけ速やかに終了するよう心掛けてください。
プログラムが実行されるとき、Msakoから次のような環境変数が渡されます。
環境変数名 | 内容 | 例 | MSAKO_CAMERA_NAME | カメラ名 | 玄関カメラ | MSAKO_CAMERA_TYPE | カメラの種類
| 1 | MSAKO_VIDEO_WIDTH | 映像の幅 (単位:ピクセル) | 1280 | MSAKO_VIDEO_HEIGHT | 映像の高さ (単位:ピクセル) | 720 | MSAKO_STATE | 監視の状態
| 3 | MSAKO_EVENT_START | イベント発生時刻 (yyyy-mm-dd HH:MM:ss) | 2016-08-01 12:34:56 | MSAKO_EVENT_MAGNITUDE | 検知レベルの最大値 (単位:dB) | 48 | MSAKO_EVENT_DURATION | イベント経過時間 (単位:ミリ秒) | 59000 | MSAKO_ALARM_LEVEL | 警告レベルの設定値 (単位:dB) | 54 | MSAKO_SENSITIVITY | 感度の設定値 (単位:%) | 85 | MSAKO_VIDEO_FOLDER | 録画フォルダのパス | C:\video\玄関カメラ |
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1.次の内容を持つファイルを popup.vbs という名前で「作業ディレクトリ」に保存します。
popup.vbs
Set oShell = WScript.CreateObject("WScript.Shell") CAMERA_NAME = oShell.ExpandEnvironmentStrings("%MSAKO_CAMERA_NAME%") oShell.Popup CAMERA_NAME & "が動体を検知しました", 3, "Msako5"
2.「プログラムのパスと引数」欄に次のように記入します。
cscript //nologo popup.vbs
3.イベントが発生すると次のようなメッセージが3秒間だけ表示されます。
1.次の内容を持つファイルを popup.ps1 という名前で「作業ディレクトリ」に保存します。
popup.ps1
$wshell = New-Object -ComObject Wscript.Shell $CAMERA_NAME = [environment]::getenvironmentvariable("MSAKO_CAMERA_NAME") $wshell.Popup($CAMERA_NAME + "が動体を検知しました", 3, "Msako5")
2.「プログラムのパスと引数」欄に次のように記入します。
powershell -ExecutionPolicy Unrestricted .¥popup.ps1
3.イベントが発生すると次のようなメッセージが3秒間だけ表示されます。